果物の豆知識 りんご
美味しいリンゴの選び方は、まず赤いリンゴの場合はお尻の方までしっかりと紅くなっている物の方が熟しているものです。上が紅く下の方が緑の物は完全に熟していないので、酸味が強いと思って良いでしょう。青リンゴの場合は全体に色むらが無い物を選んでください。
大玉よりも中玉の方が味に当たりはずれがなく、日持ちもいい傾向にあります。
又、 枝が干からびていないものを選んでください。もぎたてでないにしても、枝が干からびている物は鮮度も落ち、水分がかなり抜けている可能性が高いです。そして手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選びます。そう言ったものは果汁がしっかりと詰まっています。
◆芳醇な香りが強いもの
最後に香りをかいでみてください。良く熟したリンゴからは芳醇な香りが出ています。
時々、リンゴの表面が少し油っぽく、ぬるぬるしていたり、ベトつくようなものがありますが、これはワックスや防カビ、防虫などの薬剤ではありません。その正体は、リンゴそのものから生成される成分によるものです。
リンゴは熟してくるとリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が沢山作られるのですが、これとリンゴの皮に含まれる成分によって天然のワックス状の膜が作られます。これはリンゴの中の水分などをしっかりと外に逃がさないようにする働きがあるんです。自然って凄いですよね。
自然なワックスでが付いているので、少し布で磨くとピッカピカに光ります。